コルクの活用事例や便利機能などご紹介!
コールセンター/CTIシステムお役立ちブログ
【2023年度 最新版】CTIシステム比較11選!比較ポイントや選び方を解説
CTIシステムはPCと電話・FAXを連携できる、コールセンターに欠かせない技術です。導入することで、業務効率化やコスト削減を期待できます。自動音声案内機能を利用すれば、顧客に最適なオペレーターへ繋げられるため、顧客満足度の向上も可能です。
しかし、「そもそもCTIシステムって一体?」「どのCTIシステムが自社に合うのかわからない」と考えている人も多いでしょう。
そこで本記事では、主要CTIシステムを比較解説します。CTIシステムの概要や比較ポイントと選び方についても紹介します。CTIシステムの導入を検討している場合は、ぜひ参考にしてください。
【2023年度 最新版】主要CTIシステム比較10選
主要CTIシステム10選を紹介します。各システムの搭載機能や料金について解説するため、導入の際の参考にしてください。
コルク
コルクの特徴
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『コルク』は、エイネット株式会社が2023年3月に発売を開始した、日本初のLINE公式アカウント用CTIコールセンターシステムです。
『コルク』はLINE公式アカウントからのお客様の問い合わせに対して、従来のコールセンターと同様の機能に加え、「ビデオ通話機能」や「画面共有機能」などといった従来のコールセンターシステムにはなかった機能を利用することができます。
「ビデオ通話機能」がコールセンターシステムに追加されたことで、音声通話のみでは得られなかったお客様の問い合わせに対して、視覚的に把握することができるようになりました。
この機能を利用することで、お客様の現在の状況や問い合わせ内容の視覚化などが可能となりました。
LINE公式アカウントに元から備わっている「メッセージ配信機能」や「AIチャット機能」などを同時に活用することで、『コルク』の活用効果が何倍にも増加します。
コルクのサービスページでは、詳しい活用事例を確認いただけます。
提供形態 | クラウド型 |
搭載機能 | 着信呼自動分配 / 通話録音・録画 / ビデオ通話 / API連携 など |
導入費用 | 月額:無料~ ※1席のみ
初期費用:20,000円〜 |
公式サイト | https://cork-call.jp/ |
BIZTEL
BIZTELの特徴
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BIZTELは、国内シェア6年連続No. 1のCTIシステムです。これまでの導入実績は2,000社以上・稼働席数40,000席以上に登ります。
BIZTELはBIZTEL コールセンターやBIZTEL モバイルなど、様々な機能を標準搭載しています。導入するだけでコールセンター業務に必要な電話環境を構築可能です。事業規模の縮小や拡大に合わせて運用設計を変更できるため、柔軟性の高い快適な環境を維持できます。
また、BIZTELは24時間365日サポートを提供しています。万が一のトラブルが発生した場合でも、安心してサポートへ問い合わせできます。
提供形態 | クラウド型 |
搭載機能 | 着信呼自動分配/自動音声応答/通話録音 |
導入費用 | 月額:200,000円〜
初期費用:50,000/席〜 |
公式サイト | https://biztel.jp/ |
MiiTel
MiiTelの特徴
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MiiTelは1,500社以上に導入されている、クラウド型のCTIシステムです。MiiTelはワンクリック架電機能や電話内容の文字起こし機能など、売上・商談数アップに繋がる様々な機能が搭載されています。
また、MiiTelのAI音声解析を利用すればスタッフの電話内容を分析し、改善すべき部分を可視化できます。全ての通話は自動録音・文字起こしされるため、マネジメント効率を高められます。
さらに、MiiTelはスタッフごとの架電数や案件獲得数を保存しているため、各種情報を簡単に閲覧できます。SFA/CRMツールと連携すれば顧客情報も共有できるため、業務効率アップが見込めるでしょう。
提供形態 | クラウド型 |
搭載機能 | 着信呼自動分配/通話録音 |
導入費用 | 月額:5,980円
初期費用:無料 |
公式サイト | https://miitel.revcomm.co.jp/ |
CT-e1/SaaS
CT-e1/SaaSの特徴
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CT-e1/SaaSは、クラウド型のCTIシステムです。これまでに27,000シート・1,350以上のテナント実績を誇ります。
従来のCTIシステムに導入されている機能はもちろんのこと、設計・開発・運用までワンストップ体制で進められる機能を搭載しています。
また、CT-e1/SaaSはCTI機能が充実しており、IP電話以外にもモバイルやビジネスフォンに対応した連絡機能があります。DRやセキュリティに配慮したシステム構築のため、安心して使い続けられます。
CT-e1/SaaSは非常に柔軟性が高く、CRMやSMSなどの各種ソリューションシステムと連携したカスタマイズが可能です。
提供形態 | クラウド型/SaaS型 |
搭載機能 | 着信呼自動分配/自動音声応答/通話録音 |
導入費用 | 月額:170,000円〜
初期費用:300,000円〜 |
公式サイト | https://comdesign.co.jp/ |
MediaCalls
MediaCallsの特徴
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MediaCallsは、オンプレミス型・クラウド型の両方を提供するCTIシステムです。シリーズ導入実績は13,000席以上、大手企業から中小ベンチャー企業が採用しています。
MediaCallsはコールセンター業務に必要なあらゆる機能を搭載し、高いコストパフォーマンスで作業をサポートします。特にラストエージェント機能は、顧客の番号に合わせて前回対応したスタッフを割り当てます。取次の手間を減らし、双方のストレスを減らした対応を実現します。
また、MediaCallsは豊富なレポート機能を搭載しており、項目は100種類以上も選択可能です。グラフの形も選べて容易に出力できるため、スムーズに資料作成を進められるでしょう。
提供形態 | オンプレミス型・クラウド型 |
搭載機能 | 着信呼自動分配/自動音声応答/通話録音 |
導入費用 | クラウド型
基本パッケージ費用:50,000 シートライセンス費用:1,500円 オンプレミス型 基本パッケージ費用:500,000 シートライセンス費用:15,000円 |
公式サイト | https://mediaseries.medialink-ml.co.jp/mediacalls/ |
CallConnect
CallConnectの特徴
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CallConnectは、クラウド型のCTIシステムです。面倒な回線工事や設置作業が不要で、最短5分あればシステムを導入できます。システム導入後は、インターネットとPC・ヘッドセットがあれば、いつでもコールセンター業務を始められます。
また、CallConnectは通話時間や処理時間・応答率を自動で算出する機能を搭載しています。スタッフごとの問題点や成果を可視化できるため、指標管理の手間を削減可能です。
標準機能としてCRMやクラウドサービスと連携できる機能が搭載されています。情報入力の手間を省いて、メイン業務に集中できるでしょう。
提供形態 | クラウド型 |
搭載機能 | 着信呼出//通話録音 |
導入費用 | 初期費用:無料
Starter:2,400円/月 Basic:4,600円/月 Pro:8,800円/月 |
公式サイト | https://www.callconnect.jp/ |
BizBaseテレマーケティング
BizBaseテレマーケティングの特徴
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BizBaseテレマーケティングは、クラウド型のCTIシステムです。BizBaseテレマーケティングはオペレータの代わりに架電して成功した通話だけを転送するプレディクティブ機能を標準搭載しています。
また、自動音声やトークスクリプトなど、コールセンターに欠かせない様々な機能も利用できます。リアルタイム集計レポート機能では、架電結果を即時に反映し、必要なデータを適切に管理可能です。
さらに、BizBaseテレマーケティングでは、業務の規模や内容に合わせた複数のオプションを用意しています。状況に合わせて最適な機能をカスタマイズできるでしょう。
提供形態 | クラウド型 |
搭載機能 | 着信呼自動分配/自動音声応答/通話録音 |
導入費用 | 問い合わせ要 |
公式サイト | https://www.friendit.co.jp/product/bizbase/ |
List Navigator.の特徴
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List Navigator.は、クラウド型のアウトバンドに特化したCTIシステムです。システム自体は1名からでも利用でき、発信業務を最大限に効率化できます。
また、List Navigator.には架電結果の分析機能が搭載されており、リアルタイムで状況を可視化できます。分析結果は一つのダッシュボードに表示されるため、いつでもすぐに確認可能です。
さらに、List Navigator.は在宅でも全オペレーターの状況が確認できます。商材や見込み管理やオペレータの状況まで細かくチェックできるため、管理作業の効率化も図れるでしょう。
提供形態 | クラウド型 |
搭載機能 | 着信呼自動分配/自動音声応答/通話録音 |
導入費用 | 基本料金:3,000円/1プロジェクト
初期費用:無料 |
公式サイト | https://scene-live.com/service/listnavigator/ |
COLLABOS PHONE
COLLABOS PHONEの特徴
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COLLABOS PHONEは、クラウド型のCTIシステムです。システムのUIは無駄なデザインを削ぎ落としたシンプル設計で、初めて使用する人でもわかりやすい環境を整えています。
また、COLLABOS PHONEの課金設定は1秒単位です。これまでの通話明細を確認した上で、自社に最適なプランで契約が可能です。
さらに、COLLABOS PHONEは申し込みから最短3週間で導入を完了させられます。自社に合わせた設計やプログラムを設定した上で導入できるため、すぐ活用が可能です。
提供形態 | クラウド型 |
搭載機能 | 着信呼自動分配/自動音声応答/通話録音 |
導入費用 | 月額費用:5,000円/ch
初期費用:無料 |
公式サイト | https://collabos-service.jp/service/pbx/collabosphone/ |
UNIVOICE ACCS/BCCS
UNIVOICE ACCS/BCCSの特徴
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UNIVOICE ACCS/BCCSは、オムニチャネル対応のクラウド型のCTIシステムです。コールセンター運営に必須となる機能をオールインワンで搭載しており、電話以外のチャネルにも対応します。
また、リモートワーク環境下での業務も想定して作られているため、比較的容易に導入が可能です。受電した電話はチャネルに応じた適切なオペレータへ割り振られる仕組みが作られているため、顧客とスタッフ双方の工数を減らせます。
さらに、UNIVOICE ACCS/BCCSは顧客の情報を一元管理できます。SFA/CRMとの連携もできるため、シームレスな顧客管理を実現できるでしょう。
提供形態 | クラウド型 |
搭載機能 | 着信呼自動分配/自動音声応答/通話録音 |
導入費用 | 1オペレーターライセンス:12,000円/月
AWS利用料:20,000円/月 |
公式サイト | https://www.tramsystem.jp/ccscloud/ |
AVAYA ONECLOUD CCAAS
AVAYA ONECLOUD CCAASの特徴
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AVAYA ONECLOUD CCAASは、クラウド型のCTIシステムです。電話以外にもチャットやメール・SNSなど、様々なチャネルを活用した顧客対応を実現できます。
また、AVAYA ONECLOUD CCAASはAIによる業務効率化を推進しています。一部業務は自動化できるため、従業員のエンゲージメントを高める働き方が可能です。
オペレーターが対応し収集した情報は、リアルタイムでデータとして保存されます。顧客情報は一つの画面から確認できるため、良質な顧客対応を実現できるでしょう。
提供形態 | クラウド型 |
搭載機能 | 着信呼自動分配/自動音声応答/通話録音 |
導入費用 | 問い合わせ要 |
公式サイト | https://www.avaya.com/jp/products/experience-platform/ |
CTIシステムとは
ここで改めてですが、CTIシステムとは「Computer Telephony Integration」の略称で、コンピューターと電話・FAX機能を統合したシステムを指します。
主にコールセンター業務を行う企業に導入されており、電話に関するデータを活用し、コンピューターとアプリを連携させることで、様々な機能を活用できます。
また、CRM/SFAなどのシステムとCTIシステムを連携させられます。システム上で共有すれば、これまでの顧客データの一元管理も可能です。
CTIシステムの比較ポイントと選び方
CTIシステムを比較するポイントと選び方は、以下の通りです。
比較ポイント①クラウド型・オンプレミス型
比較ポイント②インバウンド型・アウトバウンド型
比較ポイント③機能が充実しているか
比較ポイント④CRM機能と連携
比較ポイント⑤他システムとの連携
比較ポイント⑥セキュリティやサポート制度
比較ポイント⑦費用感
それぞれ順に解説します。
CTIシステム比較ポイント①クラウド型・オンプレミス型
CTIシステムを選ぶ際は、クラウド型・オンプレミス型など提供形態のチェックをしましょう。提供形態によって
クラウド型とは、サーバーからCTIシステムへアクセスし、各種機能やサービスを利用する形態です。サーバーを自社に設置する必要がないため、比較的短時間で導入でき、コストを抑えられます。
一方、オンプレミス型は、自社サーバーにCTIシステムを導入する形態です。システムを一から構築するため導入までに時間とコストがかかります。ただし、オンプレミス型はカスタマイズ性が高い特徴があります。導入後に必要なコストは保守管理費用がメインとなるため、長期的に考えるとクラウド型よりも費用を抑えられます。
そのため、CTIシステムの導入目的や予算に合わせて、提供形態を選択する必要があるでしょう。
CTIシステム比較ポイント②インバウンド型・アウトバウンド型
CTIシステムを導入する際は、アウトバンド型やアウトバウンド型など、システムの種類もチェックが必要です。
アウトバウンド型とは、発信業務に適したCTIシステムを指します。オートコールやプレディ区ティブコールなどの機能を搭載している点が特徴です。一方、インバウンド型とは、受付業務に特化したCTIシステムです。PBX機能やIVR機能など、受電対応がメインとなる機能を搭載しています。
CTIシステムの種類によって搭載機能は大きく異なるため、自社で行う業務に合わせて選択しましょう。
CTIシステム比較ポイント③機能が充実しているか
CTIシステムを導入する際は、機能が充実しているかもチェックが必要です。CTIシステムを選ぶ際にチェックすべき機能は、以下の通りです。
・ポップアップ機能
・IVR(自動音声応答機能)
・ACD(着信呼自動分配装置)
・モニタリング機能
・通話録音機能
それぞれ順に解説します。
ポップアップ機能
ポップアップ機能とは、登録顧客からの電話を受けた際に画面上に情報を表示させる機能です。過去に対応した内容や情報を表示させることで、ストレスを与えることなく対応できます。
また、CTIシステムの中には、VIPやクレーマーなどの詳細をポップアップで表示で表示できます。ポップアップを確認するだけで、適切な対応ができるため、重要な機能と言えるでしょう。
IVR(自動音声応答機能)
IVR(自動音声応答機能)とは、入電時にガイダンスを流しダイヤルボタンに合わせた動作を設定する機能です。事前にルールを設定しておくことで、オペレーターと顧客の双方の工数を減らすことができます。
ACD(着信呼自動分配装置)
ACD(着信呼自動分配装置)とは、事前に設定したルールに則り、オペレーターへの着信を振り分ける機能です。入電内容やオペレーターのスキルに合わせて電話を振り分けられるため、最適な対応を提供できます。
モニタリング機能
モニタリング機能とは、顧客対応中のオペレーターを客観的にチェックする機能です。会話内容をチェックしながら、SV(スーパーバイザー)によるアドバイスが可能です。新人教育やクレーマーとの対応にも役立てられます。
通話録音機能
通話録音機能とは、顧客情報と通話データを紐付ける機能です。顧客情報をチェックする際に、データだけではなく過去の通話内容をチェックできます。音声で顧客情報を確認することで、対応イメージを具体化できるでしょう。
CTIシステム比較ポイント④CRM機能と連携
CTIシステムを比較する際は、CRM機能と連携できるかチェックしましょう。CTIシステムは顧客情報との紐付けの有無で、使いやすさが大きく異なります。CTIシステムとCRMを連携させることで、スムーズに顧客情報の参照が可能です。
また、通話対応中の顧客が過去に自社商品・サービスの購入情報がCRMに蓄積されている場合、連携するだけで最適なクロージングが可能です。ポップアップ機能と併用すれば、売上アップも見込めるでしょう。
CTIシステム比較ポイント⑤他システムとの連携
CTIシステムを選ぶ際は、CRMだけではなく他システムとの連携できるかチェックしましょう。外部システムと連携できない場合、機能を拡張できず業務効率の低下が懸念されます。
また、他システムと連携できる場合は、どの程度の柔軟性があるかチェックしましょう。CTIシステムによっては独自の基幹システムやデータベースと連携できないケースもあるため、事前に把握しておくと安心です。
CTIシステム比較ポイント⑥セキュリティやサポート制度
CTIシステムを比較する際は、セキュリティやサポート制度のチェックも欠かせません。様々なシステムと連携するCTIシステムには、社外秘の重要情報や顧客情報が保存されています。
セキュリティが甘い場合、重要な情報が外部に流出してしまい、取り返しのつかないことになりかねません。そのため、高いセキュリティでシステムを管理しているか確認が必要です。
また、CTIシステムのサポート体制も重要な確認ポイントです。メールやチャットでサポートしてくれるのか、休止時間の有無などを確認しておくことで、安心してシステムを利用できます。
CTIシステム比較ポイント⑦費用感
CTIシステムを比較する際は、費用感をチェックしておきましょう。CTIシステムの費用はベンダーによって大きく異なります。年単位で利用するシステムとなるため、数年間に渡り利用できる費用感か判断が必要です。
また、CTIシステムを導入する際は、通話コストにも注目しましょう。通話料金は分単位・秒単位などの従量課金制が一般的です。自社に合う料金プランを提供しているのかチェックしておくと安心です。